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流通業界における活用事例

DM配布の効果分析(B社様の例)

 ショッピングセンターを運営しているB社様のSC営業部では、管理している顧客情報の有効利用の一環として、DMの発行・回収情報からイベントに対する会員動向ならびに商圏の推移を把握することが要件として挙げられた。また国勢調査や消費支出を利用して現在の商圏を分析し、実施しているイベント内容や店舗構成とのズレがないか確認したり、社内資料として活用するための商圏レポートの作成が簡単にできる機能なども希望している。

 まず、登録会員情報、DM発行・回収情報を郵便番号エリアごとに集計し、図のように、DMの回収率をエリアごとに色分けさせた。→※図2参照さらに広範囲の商圏に対応できるよう円商圏だけでなく自動車の到達圏商圏まで分析できるよう提案。→※図3参照
 商圏内の集計データは、メニュー選択により自動的にExcelに出力し、ビジュアルにグラフで表示させている。→
※図4参照

・イベントに対する会員動向を把握することができたので、イベント内容が有効かどうかの判断が可能となった。
・DM効果を時系列に分析することにより、商圏の推移状況が把握できた。
・既存店舗の商圏を確実に把握することにより、商圏特性に合致したイベントの実施および店舗割りができるようになった。
・円商圏、到達圏商圏などさまざまな商圏形状からデータを集計し、帳票を作成するので、資料作成の手間が省けるようになった。

【システム構成】 【商圏分析システムの主な機能】
・ MapInfo Rumtime
・商圏分析システム
・国勢調査町丁字別集計
・消費支出推計
・スタンダード道路地図
・郵便番号エリア図
・Mnavi Rooting
・ナビゲーション道路地図
商圏分析⇒指定距離商圏、任意商圏、到達圏商圏(オプション)内のデータ集計を 行う。集計したデータは、自動的にExcelに出力できます。カスタマイズにより既定の帳票形式にデータを出力し、バンドルすることが可能。
主題図作成⇒国勢調査や消費支出など指定したデータにもとづき、地図を色分け。
データ取り込み⇒顧客データや店舗データ、物件データ等を街区レベルで地図上にプロット可能。
ハフ分析⇒対象店舗の顧客吸引率を算出し、それにもとづいた売上予測を行う。
ポートフォリオ分析⇒市場規模、売り場面積、売上高などの分析要素から各店舗をグルーピングして分析することが可能。
多機能検索⇒文字・数値・日付項目、AND・OR検索を組合せた多様な検索が可能。
ワークスペース保存⇒現在の作業状況を保存できますので、次回作業を効率化。
Back         Next(解説図)